俺は慌ててドンヘから離れた.....
ドンヘはぽわんとした顔で名残惜しそうに俺の顔を見てる
入ってきたのはオンマだった
「いつもありがとうね、ヒョクチェ.....この子なかなか言わないから悪化しちゃって.....」
そりゃ親に迷惑をかけたくないからな.....
ドンヘオンマの話はいつも長くて.....
ドンヘとの二人たけの時間が無くなるなと思いながらも話を聞いていた
手はドンヘと絡ませながらだが.....
きっと、ドンヘも同じ思いだろ
手だけだったが二人でくすぐりあったりしていた
俺のオンマもそうだがないがしろにするともっと長くなるから俺とドンヘはしばらくの間、オンマの話に聞き入るふりをしてた
話すだけ話すと満足したのか「じゃ、ゆっくりしていってね」と部屋から出ていった
きっとこれは病気のドンヘになにもするなって暗示だなと思い、ドンヘの方を振り返った
ドンヘは絡ませてた手を離すと俺の腕に添わせて甘えてきた
俺は愛しいドンヘの顔を再び見つめ直して、俺の大好きな瞳をじっと見た.....見つめられて照れたのか目をそらすドンヘ.....
なんて可愛い生きものなんだ.....俺はドンヘの頬をつかむと「俺はいつも側にいる.....お前のことを忘れたことなんて一度もない」「愛してるよ.....ドンヘ」
ドンヘは俺の目をじっと見た、吸い込まれそうになる......俺は目を閉じると再びドンヘに深いキスをした.....さっきよりも長い長い深いキスだ
きっとドンヘの体調がよければやっちゃってしまっただろう.....こんな真っ昼間から.....
俺はドンヘから少し離れると
とろんとしたドンヘがなんで?やめるの?と言いたげな顔で見てきた.....
お前のことは手に取るようにわかる自分がすごいと思う
俺はドンヘの目をじっと見て「これ以上したら俺が我慢できない.....だからいまはやめとく、お前の体調がよくなったらたくさん可愛がるから」
なぜかドンヘを説得する自分にびっくりだ.....昔はドンヘの体調など気遣ったことはあまりないいや、ないこともないがアドレナリンがでてるときは歯止めが効かなくて痛い思いもさせたと思う
今は軍に入ったこともあるのか離れてるからか優しくなれた気がする
ドンヘは納得した顔で俺を見てる、多分まだやっぱり辛かったんだろう
俺はもう一度しっかりドンヘをだきしめると
二人で笑いあって、その後はたわいもない話を続けた.....
続く