ドンヘと俺はヒョクチェに会うためにある場所に車で向かっていた
なんとなくウキウキしてるドンヘを横目に見ながらの運転だ
「あっ、もうすぐだよ!シオナ」ドンヘが前を指さしながら俺に訴える
やれやれと思いながらも「そうだな」俺は蔓延の笑みをドンヘに向けた
ドンヘの嬉しそうな顔を見ると複雑だが俺もヒョクチェに会うのは久しぶりだし楽しみにしていた
ドンヘと俺が店の奥に入るとすでにヒョクチェが待っていた.....
ドンヘはにこにこの笑顔で抱きついていた.....
ヒョクチェもそれを受け入れている
しかし長い.....俺はしびれを切らして咳払いをした
慌てて二人は離れると「おお~シオナ」ヒョクチェが俺に挨拶がてらハグをしてきた
俺も全力で受け入れる.....ドンヘは隣でにこにこ笑っている.....
それだけでもしあわせな気分になるのはなんなんだろう.....
「まぁ座ろう」ヒョクチェに促されて椅子に座ろうとしたがヒョクチェがドンヘを引き寄せる
隣に座りたかったらしいが俺が「ドンヘ、こっちに座れ」と言うと一瞬ん?とした顔をしたが
俺の指示に従ってくれた.....
向かいに座れば顔も見れるだろうという俺の計らいだったがドンヘが少し膨れてる..
ヒョクチェはその様子をみて「向かいだと顔がよく見える」とドンヘに話しかけてくれた
ドンヘは`「そっか .....」というと「シオナサンキュー」と耳にささやいた
よく聴こえなかった俺は「ん?もう一回」とドンヘに促した、ドンヘは「ありがとう」と言ってくれたがヒョクチェが「なんだか妬けるな、いつの間にそんなに仲良くなったんだよ」
普段からやってることなのにそうは見えなかったのか焼きもちなのか.....
「あ~いや、普通だよ」気にすんなといったふりをして「なんか頼もう」話を反らした
料理がきてからも二人に取り分けたりドンヘの世話をすると今度はヒョクチェがにらむしいつものように振るまえない.....
こんなに気を使わなきゃいけないのか、思ったよりヒョクチェは嫉妬丸だしだしドンヘは.....ドンヘはなんも考えてない.....
疲れるなと思いながらも早めに戻ろうと思った
俺の思いとは裏腹にドンヘとヒョクチェはお互いをじ~っと見あったりしてる「あっ、ドンヘどうだ?顔」ヒョクチェの手がドンヘに優しく触れる.....「もう、大丈夫だよ」ドンヘがヒョクチェの手に重ねるように触る.....俺はたまらなくなって「トイレ.....」席をたった
トイレの鏡で自分の顔を写すと情けない顔をしてる、こんなのは俺らしくない....気合いをいれて戻ろうとして、近くまで行ったとき、二人がキスをしてるのが影から見えた.....いくら奥とはいえこんなとこでという思いと..ショックと
続く