あら?これも長くなってきました笑
まぁいいでしょう(好きにしろ)
この声は.....
「俺だよ!俺!わかるだろ?」あ~言わなくてもわかるよ、シオナ.....またお前か.....
折角のドンヘとの癒しタイムを邪魔されてかなりむかついた.....滅多に電話すらできないんだから邪魔しないでほしかった
しかもなんか酔ってるような声だ.....
「おい!おい!あれ?」
俺が返事せずにいると焦ったように「ヒョクチェ?おい!」半場うんざりしながら「あ~聞いてるよ、元気そうだなシオナ」
「おお~元気だよ俺は」そうだろうな、大好きなドンヘと一緒だもんな......くそっ!
「今、みんなでご飯食べに来たんだよ」知ってる
ドンヘからきいたから.....
「あのさ....お前との約束ちゃんと守ってるから心配しなくていいからな」ちっと舌打ちしたいのを我慢して「そうか、ありがとな.....」
「でな、この前、その.....まぁなんだ.....」
なんだ?「あ~いいや、やめとく.....」
おいおい、なんだその意味深な言葉は。
「へへっ、ドンヘと変わるよ」
「おい!おい!シオナ.....」俺は焦って呼んだが「ヒョク.....」あ~ドンヘの声だ
「んとにシオナは!!」ドンヘも怒った声だ
「ヒョク?.....」
俺は聞きたい事が聞けなくなって「あ~うん」
もうその事で頭がいっぱいになってる、なんだかいたたまれなくなっている.....
「どうかした?シオナなんかいってた?」「ヒョク?.....」
俺が黙ってしまったからか、ドンヘの声が不安そうな声にかわっていくのがわかる.....だめだ!ドンヘの前じゃ弱音をはいちゃ!俺がドンヘを不安にさせてはいけないから
「あ~ごめん.....ドンヘ、お前さ.....」ここまで言って.....言えなくなった
ドンヘが「ヒョク?どしたの?俺.....」しばらく間が空いて「ヒョクが一番好きだよ」ドンヘの言葉に涙が出る.....お前はどうしてこうも欲しい言葉をくれるんだろ........俺は不安で不安で仕方がないんだ.....こんなにも不安だったなんてお前に言われて気づくことがよくある
「.....うん.....」涙声だったかもしれない
「ヒョク、離れててもいつも一緒だよ」
「.....うん.....」だめだ、返事しかできない
しばらくの沈黙.....
俺は意を決して「ドンヘ、お前さ、シオナとさ.....モゴモゴ」
だめだ、やっぱ聞きたくない.....
「俺、最後までやってないよ」さらっとドンヘが答える
「.....そっか」
「うん、ヒョク途中までならいいって言ってたから途中までしかやってない」
あ~イドンヘ~俺は目をぎゅっとつむって唇を噛み締めてしまったと思った
こいつ、俺の言うことちゃんと聞くやつだった!
「そうか、わかった、絶対に最後までしちゃだめだ!」念を押しとかないとまずい、まずいぞ!
「.....」ドンヘが無言になる
「ドンヘ、おい、聞いてるか?」
「あの......途中までならいいよね?.....」
.....俺は天を仰いだ.....
仕方ない、いまは仕方ない.....
呪文のように唱えることにしよう
小悪魔ドンヘだなぁ~笑